「Webデザイン」について 内容作例HOMEへ

 ちょうど1年前のこの時期に「AdobeGoLive4.0&Photoshop5.5 Webデザイン」という本を書きました。なぜ一介のデザイナーごときが「Webデザイン」などと大それた本を書いたかというと、それは、Webのデザインをする中で分からないことが多すぎるのにも関わらず、出版されている多くの「ホームページの作り方」の本が、通り一遍のことしか書いてなく、また理解に苦しむような本ばかりでちっとも役に立たず、それなら自分で書こうと思ったからです。そして、デザイナーがWebデザインをする時に必要なことを、私なりに経験したことを踏まえながら、実際にサイトを起ちあげながら書いていきました。

 で、今回は「AdobeGoLive5.0&Photoshop6.0 Webデザイン」というバージョンアップ版です。Photoshop6.0はWeb機能が強化され、ビジュアルメインのページならそれだけでWebページが作れるようになりました。またGoLive5.0は他のHTML作成ソフトのファイルを書換えることなく編集することができ、機能もさらに充実しました。なによりもいいのは、Photoshop、Illustratorとの連携がスムーズな点です。画像処理をPhotoshopに頼らざるを得ない現状では、Flash、DeamWeaverを使うよりずっと楽だと思えます。

 しかしこの1年でWebの環境もずいぶんと変わりつつあります。そのひとつは、これまでいちばんやっかいだった、ブラウザのバージョンもあまり気にならなくなりました。つまり、バージョン3.0(NetscapeもInternetExplorerも)を使っている人が少なくなったことです。もちろん中には未だにバージョン3.0のままの人もいるでしょうが、そんな人はきっとあまりWebを活用してない人だと思えるからです。だからこんな人のことは考えない。そんなひとのために可能性をを限定されたくない。そうクライアントに言える状況になってきたことです。
 そしてもうひとつは、接続環境が高速になりつつあることです。スピードが速くなれば、Webデザインのネックであった「画像をいかに軽くするか」という問題も消し飛んでしまいます。実際にそうなる日が速いのか遅いのかは分かりませんが、その方向にあるのは確かなようです。
 ただ、いかに環境が変わっていこうと、デザインはデザインです。あまりにもデザインのなさすぎる、いいかげんなホームページの多い中、デザイナーはやはりしっかりとしたデザインを提供すべきだし、またそれでこそ」デザイナーであるといえるのではないでしょうか。そういうデザイナーがデザインをするために、分からないことに惑わされることなくデザインに没頭できるようになるために、この本はあるつもりです。

この本は、これまで実際にwebデザインをする中で、試行錯誤したり、他の本を読みあさったり、あるいは詳しい人に腰を低くして訊ねたりしながら分かってきたことをまとめたものです。ですから詳しい人から見ると「そうじゃないんだよ」とか「もっといい方法があるよ」ということもあるかもしれません。裏ワザやテクニックももっといっぱいあるかもしれません。そうしたご指摘やご意見などはどしどしお寄せ下さい。